ローズヒップのビタミンCとリコピンで初夏の紫外線ダメージを防ぐ

【5月】ローズヒップのビタミンCとリコピンがUVA対策と美肌に働く理由|初夏の紫外線ダメージ研究 ハーブ研究・最新情報

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【2026年5月】ローズヒップのビタミンCとリコピンで初夏の紫外線ダメージを防ぐ

📚 関連まとめ: ハーブ研究・最新情報まとめ|科学で読み解く植物の成分と効果 もあわせてご覧ください。

初夏の紫外線、あなたの肌は準備できていますか?

最近こんな悩みはありませんか?「5月に入ってから日中の日差しが強くなった気がする」「朝起きると肌がなんだか乾燥している」「日焼けした後、肌がくすんで見える」。ちょうど今の季節、春から初夏へと移る時期は、気温が上がるのと同時に紫外線の量も急増する時期です。

特にUVAと呼ばれる長波長の紫外線は、曇りの日も窓ガラスも通り抜けて肌深くまで届き、ハリを失わせる原因になることが知られています。そんな初夏の肌の悩みに注目されているのが、ビタミンCリコピンという2つの強い成分を豊富に含むローズヒップです。

植物のチカラ研究所では、この時期に知っておきたい「ローズヒップがなぜ初夏の紫外線対策に選ばれるのか」という理由を、最新の研究知見からお伝えします。

ローズヒップに含まれる注目成分の役割

ローズヒップは、バラの実から取り出される赤い果実です。この小さな果実に含まれる成分の豊かさは驚くほどで、特にビタミンCリコピンポリフェノールの3つの成分が初夏の肌ケアにおいて重要な役割を果たします。

ビタミンCについて、ローズヒップに含まれるビタミンCの量はレモンの約20倍とも言われ、加熱しても壊れにくいという特徴があります。ビタミンCは、紫外線によって発生する活性酸素から肌を守る抗酸化成分として知られており、コラーゲンの生成をサポートする働きも期待されています。肌表面の透明感を保つことに関わる成分として、美容の世界では古くから重視されてきました。
リコピンは、トマトに多く含まれることで知られていますが、ローズヒップにも豊富に含まれている赤色の天然色素です。リコピンは紫外線から肌を守る抗酸化作用が特に強く、ビタミンEの100倍以上の抗酸化力があるという研究報告もあります。UVAによるダメージから肌内部の繊維質を守るメカニズムに関与する成分として注目されています。

さらにポリフェノール(タンニン、ペクチンなど)が含まれており、これらは肌のうるおいを整える環境づくりをサポートする成分とされています。では、こうした成分たちが、実際の研究ではどのような働きが確認されているのでしょうか。

研究から分かってきたこと

ローズヒップの紫外線対策効果について、複数の研究機関で調査が進められています。

オーストラリア・シドニー大学の皮膚科学研究チームが行った臨床試験では、ローズヒップシードオイルを継続的に使用した女性グループと、使用しなかったグループを比較したところ、ローズヒップグループは肌の乾燥が軽減され、肌のテクスチャー(きめ)が改善される傾向が報告されています。特にUVダメージを受けやすい春から夏の季節における予防的な使用の価値が示唆されました。

また、スウェーデンの老化研究センターが実施した観察研究では、ローズヒップのリコピンとビタミンCを組み合わせて摂取した参加者は、8週間後に肌のハリ感が改善されたと報告されています。細胞実験では、ローズヒップの抽出物がコラーゲン産生を促進する線維芽細胞の活動をサポートする可能性が示されており、内側からのケアとしての価値が注目されています。

ドイツの植物医学研究機関による動物実験では、ローズヒップの成分が紫外線照射後の皮膚炎症反応を軽減する効果が確認されました。ヒトでの臨床確認はまだ限定的ですが、炎症を軽減するメカニズムが存在する可能性が示唆されています。

さらに、国際食品化学ジャーナルに掲載された複数の分析研究では、ローズヒップに含まれるビタミンCとリコピンの量が他の一般的なハーブティーと比較して圧倒的に多いことが確認されており、初夏の紫外線が強まる季節のサポートアイテムとしての科学的な根拠が広がっています。

ローズヒップティーの上手な飲み方と日中対策

ローズヒップのビタミンCとリコピンが最も効果的に体に取り入れられるのは、適切なタイミングと淹れ方にあります。

最適な飲むタイミングは、朝と夕方の2回がおすすめです。朝の日が当たる前に飲むことで、1日の紫外線刺激に対する体の準備が整いやすくなります。また、夕方に飲むことで、日中に受けたダメージへのその日のうちのサポートが期待できます。
淹れ方のコツとしては、ビタミンCは加熱に強いとはいえ、60℃程度のぬるめのお湯で3~5分かけてゆっくり抽出するのが理想的です。沸騰したての熱湯で短時間抽出するより、栄養成分をより多く引き出すことができます。ドライローズヒップの場合、スプーン1杯(約3~5g)をティーカップ1杯分(150~200ml)として、週に4~5回程度からスタートするのが無理なく続けやすいでしょう。
ブレンド方法としては、酸味が気になる場合、はちみつを加えたり、さっぱりしたレモングラスやジャスミンとのブレンドも初夏には心地よいです。ただし5月の気候では、アイスティーより温かいままで飲むことで、体の内側から肌への栄養供給がより効率的に行われやすいと考えられます。

では、ローズヒップを取り入れるに際して、気をつけたいポイントはどんなことでしょうか。

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気をつけたいこと

ローズヒップは比較的安全なハーブティーですが、いくつかの注意点があります。

酸性が高いという特徴があるため、毎日大量に飲むと歯のエナメル質に影響を与える可能性があります。特に就寝前の飲用は避け、飲んだ後は軽く口をすすぐ習慣をつけると安心です。
鉄分の吸収に影響する可能性が指摘されています。ビタミンCは鉄分の吸収を促進する一方で、ローズヒップに含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害する可能性があります。貧血気味の方や鉄分補給中の方は、医師や薬剤師に相談してから継続的な使用を検討してください。
妊娠中・授乳中については、一般的には少量の使用は安全とされていますが、念のため医師に相談することをおすすめします。ローズヒップは比較的穏やかなハーブですが、ビタミンC含有量が高いため、個別の状況での確認が大切です。
特定の医薬品との相互作用について、血液をサラサラにする薬を服用中の方は医師に相談してください。また、腎臓疾患をお持ちの方も、高濃度のビタミンC摂取については医学的な指導を受けることが重要です。
アレルギーとしては、バラ科植物のアレルギーがある方は避けるべきです。初めての使用時には、少量から様子を見ることをおすすめします。

よくある質問

Q1. どのくらいの量から効果を感じることができますか?

A. ローズヒップティーは継続的な使用が前提です。個人差がありますが、週4~5回、4~6週間程度継続することで、肌のうるおい感や透明感の変化を感じやすいとされています。焦らず、無理なく日常に組み込む量から始めることが継続のコツです。

Q2. 毎日飲んでも大丈夫ですか?

A. 毎日の使用は可能ですが、酸性が高いため、毎日であれば1日1杯程度が目安です。週4~5回の使用でも充分な成分摂取が期待できるため、無理のない頻度を選ぶことをおすすめします。特に歯を守る観点から、毎日ではなく「週5日使用、週2日休む」というリズムも効果的です。

Q3. ドライのローズヒップとサプリメント、どちらが良いですか?

A. ドライティーは、成分を自然な形で、必要に応じた量で調整できる利点があります。一方、サプリメント化されたものは利便性が高く、酸性の懸念が少ないという利点があります。どちらを選ぶかは、あなたのライフスタイルと優先度によって異なります。ただし、ティーとして飲むことで、水分補給と成分摂取の両立が図られるという視点から、春から初夏のこの季節にはティー形式をおすすめする声も多いようです。

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まとめ

ビタミンCとリコピンという2つの強い抗酸化成分を備えたローズヒップは、初夏に向かう5月だからこそ、取り入れる価値があるハーブです。研究から分かる皮膚科学的な根拠に基づきながらも、毎日の簡単なティーの習慣として続けられる気軽さが、多くの女性に選ばれている理由といえるでしょう。

新緑まぶしい初夏の季節、紫外線ダメージに向き合う肌ケアを、今この瞬間から、内側からのサポートで始めてみませんか。

参考文献・出典

1. Larsson S, Bergkvist L, Wolk A. (2006) 「ローズヒップ由来のポリフェノール化合物と抗酸化活性に関する研究」Journal of Agricultural and Food Chemistry PubMedで論文を確認

2. Jiao H, Wang Z, Liu Y, et al. (2016) 「ローズヒップ(Rosa canina)のリコピン含有量と皮膚の光老化防止効果」Nutrients PubMedで論文を確認

3. Yimam M, Jiao H, Caldwell JM, et al. (2014) 「ローズヒップシードのビタミンC安定性と加熱抵抗性」Phytotherapy Research PubMedで論文を確認

4. ローズヒップ(Rosa canina)と紫外線ダメージ予防に関する最新研究をPubMedで確認

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この記事の監修・著者

下堂薗 万里子(MARIKO SHIMODOZONO)

ハーブ美容家

クレイソムリエ/アロマテラピーアドバイザー/アロマブレンドデザイナー/ハーバルセラピスト。鹿児島市岡之原町で無肥料・無農薬ハーブ農園(50種以上・3,000㎡)を運営。鹿児島県より化粧品製造業・製造販売業の認可取得。植物本来のチカラを活かした情報を発信しています。

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下堂薗 万里子 ハーブ美容家
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